ひでやのぶろぐ

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いつものようにInstagramで#マラソン女子#走ることが好き#ランニング女子のタグのある系の投稿を舌打ちしながら見ていたときに、#ストレート好き という言葉と出会いました。

なぜなにか女が特別なことをするときに#でわざわざかわい子ぶるんだ、じゃあ「子」を除けろ!という憤りを忘れて、そのタグ付けの「一本道」の写真と言葉にくぎ付けになりました。

みなさまはこの言葉の意図するところ、お分かりだろうか……。

わたしはこのハッシュタグに、あぁ、やっぱり、みんなもそうだったんだ、わたしだけじゃなかったんだ、と、いたく感銘しました。

 

ランニング中にはるか先まで続く一本道に出会すことがあります。

カーブもない、坂の登りも下りもない、真っ平に。

永遠と続くかのように思われるほど、地平まで伸びる真っ直ぐなロードに出た瞬間って、めちゃくちゃ嬉しいのです。

長い一本道とはランナーにとって、ここから自分を遠くへと連れて行ってくれる存在です。

距離が、穫れる!!えーいいのー?あんな先まで走って行っても!?

っと、快楽物質がドバドバあふれてきて、ヒャッホーウー☆です。

まさか、その感情にちゃんと言葉があっただなんて、概念として人と共有ができただなんて。

 

わたしは龍馬マラソンでは、浦戸大橋を駆け下りてからの21キロ~25キロ過ぎの花海道も、そんな理由でまったく苦ではありませんでした。

むしろ、ゾクゾクします。

直線、ゾクゾクします。(大事な事なので二回)

 

長い一本道では何も考える必要がなくなります、ただ、自分と同じペースにひとについて、雨に濡れて地面に移ったランナーさんたちの色とりどりのTシャツがきれいだなぁ、なんてそれに見惚れているうちに、道が勝手に30キロ地点に連れて行ってくれます。

みんなによくフルマラソンなんてやるよ!人じゃないよ!なんて言われますが、違うんです、むしろ、走らなきゃもったいないんです!

車道という一本道を走らせてもらえて、なんと途中途中に水まで準備してもらえて、なんならみんなに応援してもらったりねぎらったりしてもらえるんですから。

一本道をあんなにたくさん準備してもらって走らない手は(足は)ございませんよ。

 

 

今月でランニング歴1年になりました。この一年間いろいろ走ってみつけたマイフェイバリットストレートは、やはりあの卸団地横のフットサル場横、川沿いの真っ白い一本道でしょうかね。

きれいな白い地面が延々と続いてくなかなかに距離もあって走りやすさも抜群です。

 

龍馬マラソンの日はたくさんの人が優しく言葉をかけてくれました。走り終わって春野の競技場からシャトルバスで県庁まで戻って来て、今朝までの喧騒が嘘のように静まりかえった城西公園でチャリを拾って帰宅の途中、疲労でぼーとした脳が可愛い小動物を求めていたのか、ペットショップで立ちすくんでシマリスを眺めていたら、店主さまがこんな雨の日に寒かったろうに・・・お疲れさま・・・と明らかに哀れみの眼差しで声をかけてくださいました。

このようにみながみな、こんな雨の日に走るやつの気が知れないと思っていた、と人の前で口々にしましたが、違うんだよ、楽しんでやってんだよ 笑 雨のおかげで気温も一定だったし、良かったっちゃ良かったんだしな。

やってみれば楽しいのに。

興味ある人はランシューの買い物から付き合いますよ!イオンのスポーツオーソリティのランシュー売り場のお兄さんとはプライベートでも一緒に走った仲ですので、いつでも相談できます。笑

謎の人脈も繋がるのがランナーの世界です。