ひでやのぶろぐ

英屋へようこそ!

ゾンビと化した夏

怒涛のよさこい祭り期間が終了いたしました。

迎えてみるまで思わなかったことなのですが、週末に祭り期間があるということが、どんなに殺人的なことだったのか身にしみて感じました。

普段の週でも、週末は多少カスカスになりますよね、それが、一年で最も盛り上がる祭りの期間となる。

毎年こうでしたっけ?これが週の初めであれば、休みも挟めて幾分身も心も軽かったであろうが、なぁぁんのお祭り期間への未来の予測もしないまま、予約帳の黒さに合わせて月曜日からダッシュかましたら、営業最終日の日曜日に、本気で、「つかれた」という叫びを肺腑のそこから吐き出してしまう始末でありました。

長距離を見越した配分の走りなど忘れた罰です、ゴール間際で失速の失態、ランナー失格!!

でも、まだまだ今週も盛り上がりは衰えぬ気配。

今年の高知の夏休みの盛り上がりは凄いなと身を持って実感しているところ、ねぇ、本当に毎年こんなんでしたっけ?八月って。

というわけで、神からの思し召しとしか思えない救済、明後日の台風襲来を、ほんの少しだけ、「休める…」と喜んでいrゲホンゲホン

体力の配分を見誤った結果、自然の摂理に勝敗を委ねるなんて、ランナー失格だ・・・。

いや、なんか台風情報も、昨今のお天気予報のキャスターさんの大げさ具合を抜きにしても、大変そうなので、去年の大阪を襲った台風の恐ろしい映像も脳裏によぎるわけではあるし、それはそれで不安材料、何事も起きないことを祈るのみだ…

明日明後日のキャンセルも増える一方、台風一過の大事な金曜日には「鰹など無い」と魚屋さんに通告されるし、なかなか、夏真っ盛り中の今週も、波乱万丈な営業となりそげです。

ねぇねぇ、八月ってこんなにいろいろと大変だったけ…?笑

去年のよさこいの時期ってどうやって過ごしてたんでしょうねーなんてアルバイトくんたちと話してるんですが、お互い記憶がなくて、今年分かりました、忙殺で記憶飛んでるっぽいです。フロー状態っつーの?無我夢中だね。

 

休日がよさこい後夜祭と重なった昨日は、疲労困憊、ゾンビの形態でベットから起き上がることができなかった昼を過ごし、不死鳥の如き、起死回生のランニングをかましたのち、夜は祭りを見に行っておりました(ビール飲みたかったからいい肴を得に)。

ここ近年において初めてのことだと思われます、自発的に夜のよさこいに行ったのは。

久々に夜のよさこいの雰囲気を味わえてよかった。

個人的には正調音頭がやはり落ち着くカラダなので、国士無双が好きでした。やっぱ正調は懐かしいよね、キュンキュンする。

けど、CMのイメージが圧倒的なauもむちゃくちゃ好きでした。桃ちゃん金ちゃん浦島、パリピ乙姫みんな居たね 笑

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実は、だいぶ走ることによって暑さにたえることを身体の方も覚えたのか、少々の熱射も前よりかは酷いと感じなくなってきました。

人間、成長できるんだということを、日々走り続けることによって、学んでおります。

いまは走り始めて五ヶ月目です。

日々のたのしみ

なんで夢のなかでだと、番号を押し間違え続けて、なかなか電話がかけられなくなるのでしょうか。

なぜ数字があんなに正確に押せなくなるのでしょうかね。

わたくしここのところの夢では、買ったばかりのランニングシューズがぶかぶかになり、かかとがすぐ脱げてしまうけど、必死になって走り続けている、というものが追加されました。

「そうか、走ってると痩せるもんな、足も痩せちゃうもんなんだな・・・」と、しっかりと夢独特の謎の納得をしてぶかぶかすぐ脱げながら夢の中でわたしは走り続けています。

そしてちゃんと「・・・ぶはぁぁ!!・・・ゆ、ゆめ!?・・・あぁ、よかったっ・・・」と悪夢から目が覚めるのです。

そして走りに出かけ、「夢でよかった…大丈夫だった…」っとかかとを確認して、胸をなでおろすのです…。

ネテモサメテモ走ることばかりを考え続けているような気がします。

それが楽しいのですね。どうすれば省エネで走り続けることができるのかを、あーでもないこーでもない、いろんな媒体を駆使して模索しています。いまは便利な時代ですから、情報はほんとうにいくらでも、たくさんありますね。

みんな、ほんとうに、いろんなことをしているものだと思いました。

まさか、あんなに「ッケ」と心の中で唾を吐いていた、現代小学生の憧れ職業ランキング一位の人たちの「陸上系」なるものに、こんなに心を寄せる日が来るとは思ってもみませんでした。ほんとうに、いろんなことを、みんなしています。

そら最初は「怪しい」と一瞥していましたが、いまでは彼らの言葉が貴重な情報源ですから、宝の宝庫です、寝る間も惜しんで開催される毎日の晩酌タイムの大事なパートナーです。(なので夢の中でも走っているのです。)

陸上系もいろいろあります、「実況系」のユーチューバー、「元有名大学卒短距離&長距離コンビ」、とりわけわたしが好んで観ているのは「ガチ系」です。

彼が居なければ、わたしは本気で取り組む大人たちの生態を知ることはできなかったでしょう、ほんとうにすごいです。30歳40歳になって未だ「現役」で頑張ってる人たちの姿は観ていて尊敬しかなく、あぁ、こんなにも本気になって走っている人たちが、たくさんいたんだなぁと鞭打たれる気分。

そしてこんなにもたくさんの地域町おこしもかねたレースがあるんだな、と旅気分も半分楽しませてもらっています。(どうやら滋賀県在住のようでさまざま幅広く出かけているご様子。高知では有り得ない土地柄の利便性)

マイペースに出来るのが良いやなぁと、のんびりと楽しんでる、初心者は初心者なりに。

本日特別営業により、日曜日なのに店にいますゆえ、パソコンで「ランナーの内臓疲労」について勉強した後、久々にブログも更新です。

この前初めて「ブログ見てます!」と、言ってくだすった、店以外のネタに食いついてくれたラン友が出来てすごく嬉しかったですので 笑

では営業時間になりました!あでゅー

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空白を得るための

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単純に「性に合って」いるんでしょうね。

いまこの言葉をなんとなくググってみたら「その人の性格や好みに合う goo国語辞書」って出てきたけど、そうか、この性格にあってるのかも。

良くも悪くも一人っ子気質。心ゆくまで一人になれる時間が得られるし、走っているときって、必死で、今起きている出来事に立ち向かい続けている時間なので、過去のこと、未来のことを無駄に考えている暇なんかないから、無駄に考え過ぎる症の困った症状に、幾分か好影響を与えられている気がする。

仏教の基本の「いまここ」。過去や未来なんてものはないのだ、あるのは「いま」のみ。「いまここ」にいることに集中の世界。

大槻ケンヂの「過去に囚われそうになったら、フューチャー!!と叫べ!!!」である。(ちょっと違うけど、ちょっとそう)

その必死の時間は仏教でゆうところの、縁の生まれない世界、軋轢も執着も起こらないまさに「無」の世界・・・なんか物言いが大げさになってきたけど、ここにその説明を上手くできる一冊いい本があります。

 

 最初の最初に、スポーツのスの字も身体を動かすことに興味のなかったときに読んでも「走るって、ええことかもなぁ・・・」と思わせてくれた、走り始めてからもまた繰り返し読み続けている一冊です。

さあ、その大げさに「無」と呼んだ境地も、実は師匠(村上春樹)から教わったことでございました。

「ー実際にはまともなことはほとんど何も考えていない。

僕は走りながら、ただ走っている。僕は原則的には空白を走っている。逆の言い方をすれば、空白を獲得するために走っている、ということかもしれない。

ー走っているときに頭に浮かぶ考えは、空の雲に似ている。いろんなかたちの、いろんな大きさの雲。それらはやってきて、過ぎ去っていく。でも空はあくまで空のままだ。雲はただの過客(ゲスト)に過ぎない。それは通り過ぎて消えていくものだ。そして空だけが残る。空とは、存在すると同時に存在しないものなのだ。34p35p」

これ仏教じゃないか。

ごしゃごしゃと瑣末なことを考えてはいるんだけれど、後には何も残るものがない。普段抱えてる憤りなんてものは、過ぎ去る雲のひとつで、そんな大したことのように思えてくる、そんなことよりも今目の前にある道をこの足で刻んでいくことの方が今は大事であり、汗を流して、足の痛みに耐えながら、流れる景色に感動したり、目標の距離を走れるようになって喜んだりなんかしているうちに頭を覆っていた雲なんか何処へやらだ。

自分の心持ち一つでは、なんでもないことなのかもしれないなぁ、なんて、走るたびに憤りちゃんにバイバイするのだ。

最初この本読んでたときは、まだスの字も…の頃なので、「この人すげぇなぁ10kmを日課にして走るだなんて、さすが小説家は体力が人よりあるのかも…」と驚きながら読んでいたんだけど、実際自分が始めてみたらば、以外と普通にこなせることであったので、この人は「走る」ということをどれだけ素直に、遜色なく書いてみせたんだろう、それだけでこんなに魅力的な一冊を書けてしまうんだもの…とまた驚く。

仕事や生き方に「走る」ことを重ねて考えられることを教わったのもこの本からだ。

長く続くことの苦しさは、仕事も日常も、長距離走に例えられると思う。

「いだてん」とか観てたら、ほんとうに日本人って駅伝が好きなんだなぁって思うんだけど、きっと無性に「性に合う」んだよな。