英屋バカラーメン。
余り物。
悲しきかな、売れ残りからは永遠に逃れられぬこの商売。
英屋さんちでは、そんな素材たちと相性の良いインスタントラーメンを探し出し、それと組み合わせるという遊びに余年がありません。
最近また新たなる三作品が生まれました、そのご紹介の前に、過去数々行ってきた英屋が誇るバカラーメンたちをご覧下さい。
どんなことしたっけなと思って過去記事探ってたら、出るわ出るわ(笑)
↑あれは、ガザミと大あさりが余った日でしょうね、自分たちのやることだから、多分塩系で試したものと思われます、サッポロ一番でしょう、相性はもちろんばっちぐーです、魚介には北海道の塩がマストです。
ほんとうにバカですね(笑)
忘れもしません、高知県産、鰹人間インスタントラーメン発売を勝手に記念した、鰹のたたきラーメンです。鰹はスマガツオを使用しました。
チャルメラ系醤油スープと、味の濃いスマとの相性は以外に良かったものの、いかんせんパンチの強めのかつお系、スマちゃん。少し臭味が起こったのを覚えています。
あまり記憶がないのもそのためか。
そんなことよりこの作品のすごいところは、その写真をプロのカメラマンに撮影してもらっているところです。
しばらくは英屋Facebookのトップページにもなっていました。
これもガザミ×塩ですね。
これでお分かりいただけるかとも思いますが、ガザミはほんとうにしょっちゅう余ります。なんでだろうか(笑)
昨年だったかな、サッポロ一番塩ラーメンの夏限定の冷製インスタントが発売されたときにも、ガザミでコラボしました。
あれはさっぱり冷たくてうまかった。オヌヌメ!!
高知県名物、ツガニが余ったときのものですね。
ベースのラーメンはなんだったろう。
スープが独特の色してるなぁ。其の辺のインスタントじゃなかったかもしれない。
北海道物産展で買って来た系の珍しいのでやったかもしれない。
わお。
バカじゃないですか。
土佐の超高級食材のエガニでこんなことをしています。
よくよく見れば、側にはこちらも高知の冬の名物の地がきがぶち込まれておりますね!推定金額二千円はいきますぞっ。
これが不味いわけがないでしょう。
さぁ。
旬の素材とインスタントラーメンとの究極の組み合わせを追求して止まない英屋さんの情熱は2018年に入っても衰えるどころか、どんどんエスカレート化しております。
最新三部作をどうぞご覧あれ!
これおとついくらいにしたやつです。
北海道物産展今まさに開催していますね、早速馳せ参じまして、このツルツル細麺が絶品のインスタントを今年もまたしこたま買い込みました。
こちらはそんな絶品の味噌ラーメンに、あの高知県民食としてメディアでも話題になった、豚太郎の味噌カツラーメン風を醸してみました。
後ろにある豚の足は、大将が見つけてきた博多の豚足。
茹でるだけでトロトロで絶品だったので、ふと、これ、ラーメンに入れたら、いけるんじゃね?と魔が差しまして、試してみたものでした。
正解、大正解。
豚足がこの絶品の味噌スープと相性バッチシ!
てか、北海道のインスタントのレベルってほんとうにすごくて、これでお店出せると思えるくらい、まさに豚太郎で食べてるあの味噌ラーメンの味がして、大好きです。
でも、未だにわたしは、このみんなが喜んで食べてるけども、トンカツを、味噌ラーメンに載せるのは、なんか、嫌であります(笑)
は、反論どうぞ。わたしは別で食べたいの…。
ほたての酒蒸し。
450円でやってたしばらく人気のあった一品。
そちらを、北海道物産展の塩とんこつで試したものです。
わたくし、これがもっとも、大好きでありました。
ベースのラーメンの美味さたるや、北海道産はとんこつまでもがこのクオリティかと。
そこに北海道のほたてのダシが加わりますと、旨味の広がりどえらいことに・・・。
最期は。
二郎系です(笑)
なんか豚バラ炊いてるなぁ、今日は角煮でも作るのかなっと思いきや、まかないでこんなになってでてきて引っくり返りました。
英屋初の二郎系です。にんにくもたっぷり野菜ももっさり。
実は二郎系でお腹を壊したことのある家族。
ナイーブな胃腸に合わせて油分抑え目の超軟弱マイルドな味に仕上げました。
この世のすべての二郎系がこのように上品であればいいのになぁ・・・と思った次第。
30代過ぎるとめげます、あのビジュアルは。
「スルメイカのラー油煮」。
↑というネーミングでは、なかなか注文が出づらいらしい。
イメージがしにくいのか、お客様には分かりにくいかも。
これから春に向けて旬になる小イカちゃん。
スルメイカの小イカを丸ごとラー油で炒めたのがほんとうにオススメ!
小さいから目も嘴も丸ごと、イカ墨も、味噌も、ゲソも何もかも、イカ全体の旨味がラー油の中にすべて入っていて、ほんとうに超絶美味しいんです。
が、超絶美味しいくせに見た目が死ぬほど悪い。
一応ここに載せようと思って写真をいくつか撮ったんだけど、のきなみグロテスク。
飲食店がしているお料理ブログにグロイ写真を載せるなんてもってのほか。
味がせっかくいいのに、ここにのせた写真のせいで、イメージが落ちるといけません。
なので、ここは、みなさまの想像力に頼りますっ。
想像してご覧~♪イマージーンオールザ~ピーポー♪
イカが丸ごとスプラッタになって内蔵も身もラー油の中でごった煮にされているざまをー♪~♪
あー!!ダメだー!文字で起こしても不味そうーー!!
料理名↑もイメージしずらいし、注文取れないし、美味しいのに何もかもが報われねーーー。
よし。
はったりかまして無理やり売ってやる。
題名をイマジネーション豊かな感じにして、えーやだぁーなにそれーってなりそうな名前に変えて売ってやる。
☆春が旬!「小イカ(スルメイカ)の中華風アヒージョ」
間違ってないんですよ、ラー油がオリーブオイルだったらばアヒージョだもんよ。
やってることはおんなじなので、全く問題ない、完全無欠の中華風のアヒージョですぅー。
よぉーし。なんか売れる気しかしなくなってきた。
よし!
今日も頑張ろう!
わたしの今年のバレンタイン。
先日いつものように、仕込みの買い出し途中に両手荷物でスターバックスに寄り、ブレンドのM(未だにスタバのサイズの呼び名が慣れない)をテイクアウトしていたら、お店のお姉さまに「もうすぐバレンタインですねー」と話しかけられた。
明らかに私は彼女にとって初めてのお客さんだったと思うので、それにも関わらずその自然な親しさに、季節ごとに変化するマニュアルの臨機応変さに関心しつつも内心は、「だから、どうしたんだ」という言葉しか思い浮かばず、動揺していた。
「あぁ、そう言えばそうでしたねー」と営業スマイルでこちらも反したら、「今年は誰かに贈られるんですか?」って。
ここは世界最先端を行く「御洒落モデルの場」的店、彼女のその振る舞いが様に、女として充実している我がライフスタイルを持って会話をせしめねば!!!と、妙な意地から意気込むものの、・・・・・・なぁんも、無い。
NYスタイルの世界最先端をゆく御洒落なこの場に相応しいバレンタインにまつわる煌びやか、かつ、心をときめかす甘い女子話なんて、微塵も私の中には存在していないことに気づかされて、心がちくちくと痛んだ。
けれども、わたしは、わたしなりにもあったのだ、心ときめくバレンタインにまつわることが。
みんなが大好き「ブラックサンダー」が公式に義理チョコ認定されたらしい、それを男が男に渡すという「ホモチョコ」なる文化がある由聞いてそれって良いなwwwって爆笑したこと。
バレンタインと聞いて思い浮かんだことがそれだけだったので、相手が相手ならその話をするのだけれど、ここで彼女にするのには、あまりにも場違いというものだ、ましてやここは世界お洒落最先端地の鋳型。
ここが高知といえども油断してはならない、常に国際感覚を身に着けている風でいなければ、地元であろうが、田舎のギャグなど通じないかもしれない。世の中は世知辛い。
とぼとぼと紙袋を下げて店に帰る。その姿はもはや白旗を挙げた敗者が如く。
……いや。
あんたには負けたかもしれないけど、わたしは、わたしなりの生き方がある。
もはやあのええチョコを殿方に贈るという世界からはほど遠い場所まで来てしまった。あなたも抱くその世間一般の幻想世界とは少し違う形の、わたしなりのバレンタインがあるのよ。
・・・という次第で、バレンタインのときに、こうして、
「ホモチョコ」をしこたま買い込んで置いておいたというわけです。
わたしは世の女どもが男に良く思われようとしてデパートで買う不味いくせにくそ高いブランドもんのチョコではなく、「味」を重視する。そして話題性もある上に、国民的人気もある。
良く思われたがりの女は、ブランドチョコをチョイスすることにより実は本気っぽいかも感で男を惑わそうとするが、こちらは正真正銘の「義理」である、竹を割るが如き潔さに、この方が逆に惚れられるかもしれない。
わたしなりの等身大のバレンタインができそうで、にこにこして労働にいそしむ。帰りがけのお客様に手渡しするのだ、バレンタインですから☆ニコ!って。
ほら!わたしにも贈る相手がいるじゃないか、それも沢山!
それは、いつもお世話になっている、お・客・様・た・ち。
どや!NYで生活してたってこんなこと思いも浮かばんやろ!
御洒落の形からは大きく外れているかもしれないが、こういうのって、心の充実さを重視するんでしょ?じゃあ上等じゃんか。
「ホモチョコ」を勢いで置いたその日は、あの龍馬マラソンの前日だった。
県外から来られてるランナーさん達が鰹のたたき目がけてたくさん来られていた。
明日のフルマラソンに備えて早々に引く一群のランナー女子たちが、その「栄養補給剤」に目をつけたのは言うまでもない。
無料で、あのみんなが大好き国民的お菓子をくれるというのだ、お店の人もどうぞと言うのだ、許可はある。
自由に、自由な数を持って帰るさ……。
……なぜ、なぜわたしは、人に贈るはずだったものを、「ご自由にお取りくださいコーナー」に置きっぱなしにしていたんだろうか、そしてこの世には男以外の性別がいたことにも気が回らなかったのだろうか。
ただの「高級ご自由にお取りください」コーナーと化した場所から男性用義理チョコたちが、店が開いてから一瞬で、男性たちよりも先に帰られた女性陣の手により持ち去られ、消えてしまっていたのでした。
スタバのお姉さま、これが、わたくしからの返事です。
「女性にただブラックサンダーを自腹であげた」それがわたしのバレンタインです。
まぁ、同性に義理チョコを贈ったということなので、やっぱ結局「ホモチョコ」ネタが好き!!で終わったのか……。
知り合いに英屋ロゴを作ってもらいました!近日中にはこのロゴが肩に入った、従業員専用の英屋オリジナルTシャツが出来上がる予定なのです!