英屋のブログ

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年の瀬メランコリア

雰囲気的に年末の気分になってきましたぞ。。。

この前ふと口からでた、今年会うのが最後のお客様への別れの挨拶に「良いお年を!」。

なんの心構えもできていないのにあと二ヶ月に迫るとかいう今年の終わり。

恐ろしや、本人はそんなつもりがないというのに、12月の忘年会予約抑えが連日続くと、もう、気持ちはあの師走を迎え撃つ心構えになってしまっております。

だから、気持ちだけでも、先に、先に。

あわあわと波にのまれないよう、冷静になって、激しすぎるときの流れに負けないこころの準備を、少しづつはじめるのです。

合戦前の侍たちが、夜な夜な鎧を磨き、シャー…シャー…と、刀を研ぐ前夜、今はまさに、あんな心境ぞ。

ですから、昨日日本郵便さんからの英屋さんの年始のご挨拶と名前が入った年賀状がさっそく届きやがって心底ビビったときも、そんなこころを瞬時に沈め冷静に意気込みました、

日本人のこころを乱すやから(クリスマス)どもの日までには、わたしは、投函してみせる、否!!11月中までには宛名を書き終えてみせるっ。ザマミロ年末!と。

この様にして毎年毎年、一ヶ月強も続く激動期が終わりをむかえる七草がゆの日を超えてはじめて訪れる平穏、いわゆる、本当の平日、その日が終わるまで気は抜けません。

 

かの敬愛する星野源氏がゆっておられました。

これから待ち受けるしんどいことに頭を悩ませるときには、それが終わった時のことを考えて暮らせばいい。

それが終わり、安心してこころを軽く過ごしている、そんなじぶんを想像すればいいんだ、だって、それはほんとうに起こりうる、必ず先に待っている裏切らない未来なんだから。

さすが変態は良いことを云う!と膝を叩いた名言です。

わたしも頭を悩ませる行事ごとがあるときは、それが終わってストレスから解放されている未来の自分を想像して生きてみるのです。

 

いまからでも、だから、言葉だけは明るくいきたい。 

 

「あけましておめでとうございましたね!(松の内終了ーフー!!)」。

いわゆる三十路もの。

 

 ・・・二十代では味わえなかった人生の旨みを知る年頃になれたということでしょうか。

 映画批評家がラジオ番組でオヌヌメしているのを聴いてから気になっていたアメリカドラマをただいまアマゾンプライムで鑑賞中。

24とヒーローズで死ぬほどしんどい目にあったトラウマから、海外ドラマ離れも甚だしかったけれど、久しぶりに気が向いてちょろちょろ観るように。

こちらはヒューマンドラマものだから、ジャックのクソキム(バカ娘)みたいなトラブルメーカが無駄に居る心配がなくて、ほっとして観られます。

「36歳」という年齢を生きる登場人物たちの人生。

現在36歳の双子主人公と、その親が「36歳だったとき」が物語のなかで交差する。

過去と現在が交差してゆくなかで、みんな同じ苦悩を抱えて生きていたんだということがみえてくる、題名の「これはわたしたち」が意味するところを、ある意味ドラマ全体のテーマを、双子の兄ちゃんが姪っ子たち(血は繋がらないんだけど)に語る場面は素晴らしい。

父ちゃんが、子供だったときと36歳のときと、自分が36歳のいまと、ってみーんなの人生が横並びで語られる、そうして時代が変わっても変わらないものを教えてくれる、ほんとうに素晴らしいドラマです。

 

これを観てると、あの数年後に36歳を迎えることとなる身にとってしてみれば、なにが将来起こるのだろうかと、残り数年が楽しみに思えるような、不安になるような、などともやもやしていたら、偶然手に取るものがその手のものばかりということに気づく。

 

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)
 

 確かこれも偶然にも36歳がテーマの話だった。

大学生時代に友人たちから受けたトラウマを解消していくという物語。

意味が分からないと思い込んでいたこの作家のものが今頃になってだいぶ理解ができるようになって、これ今までで一番良かったかも!と思って、これは今後も数回は確実に読み返すことになる小説だろうなと珍しく感じた一冊。

この人の書くものはある意味カウンセリングの力があるかもしれないな。

物語の解決を意味のあるものと思って読む読み方じゃ、理解はできなかったと思う。

この人は人生に起きるどうにもならないもの、いわゆる不条理とかをぽんと書いてく人だと思うので(んで結構それをそのままにして置いてく人。でもそれって私たち日常的にみんなが経験していることだから)、そしてそれが、いいなぁと思える歳に、わたしもなったということか、大人になったなぁ、と自画自賛

 

・・・恐るべし36歳。あと4年後にわたしも何かしらの帰路に立つことになるのかしらと戦々恐々と過ごしていたら、最もいま恐ろしい作品に出逢ってしまったではないか。

 

エスター (字幕版)

エスター (字幕版)

 

 ※即効でネタバレします。

 

 

 三人目の子を流産で亡くした痛みの癒えない主人公は、夫とともに訪ねた孤児院で、一目で二人が気に入った女の子「エスター」を新しい家族として迎えいれることに。

絵がうまく賢い一面もみせるエスターだが、徐々に表れる彼女の本性に主人公一家は翻弄される。

 

 

 

 

実はこどもではなく、途中で成長の止まった、33歳の女だった。ズゴー 笑

 

そんな女が起こす奇行の顛末映画、・・・って書くとコメディー映画なのにそうならないのは、エスタさんがうまいこと精神異常者だからです。

ホルモンの異常で身体の成長が小学生のままで止まってしまい、成長の過程で女として得られなかったその屈辱を晴らすに生きる姿を描いたヒューマン・・・いや、ホラー映画。

最後の方は、主人公の子役がほんとうに33歳の女にみえてたから、ほんとうに凄い・・・。物語中時折見せる顔が三十路女にしかみえないときもあるから、あれ?これ映像合成でもしてんのかなぁって思ってた(ネタバレしてみてたので)マジこんな女いるっ・・・ってぞっとした。

 

エスタさん精神異常者として化物として描いてたからいいけど、これもっともっと磨きかけたら、すっごくおもしろいキャラクターになれるに違いない!と違う方向で面白がってるのはわたしだけでしょうか?笑

 一番怖いのは女なのかも・・・。

33は一年後・・・

 

なにかほかにもオススメの三十路もの映画&ドラマがあれば教えてください 笑

雨降る村で

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この写真は、さあ!帰ろう!というときになって初めて晴れた瞬間を撮ったときのもので、それまではひっきりなしに雨が降り続けていました。

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高知県で最も雨量が多いと言われている柳瀬、馬路村という場所へ、こんな記録的大雨の日にわざわざバーベキューをしに行くというのです、この日は何もせずにTUTAYAで大量に借りた旧作レンタルを観て過ごしましたよ、外でりゃ上からずぶ濡れでしたもん!という学生アルバイトに向かって、けしからん、若人よ、我々はその時、カッパを着こんで雨に濡れないようテントを設営してバーベキューに勤しんでいたというのに、軟弱者め!と罵ったのはいうまでもなく。

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昔から仲の良い常連さん達との恒例行事、馬路村のログハウスを借りて、バーベキューをしよう!の会。ほぼ全員愛犬家なので、うちも2匹を連れての参加でした。

昨年は人生で初めての鮎釣りが体験できるなど、馬路村のきれいな川を満喫できましたが、今年はそんなことしたら太平洋まで物のように流されてしまいそうなほど、轟音たてて増水していたので、それもままならず。

最近手に入れたフィルムカメラolympus pen Sちゃんの練習に勤しみました。

最近はフィルムカメラに惹かれています。まだまだ未熟。初めて手にした完全なるマニュアルカメラに戸惑いながらも、容赦ない感じが妙に嬉しい。まるで見た目はただの置物かおもちゃのようで、どこか頼りなく思える、フィルムを入れてもまだ半信半疑に頼りない小さなシャッター音を聞きながらずっと心許ない。けれど出来上がりを見てみると、あいつのなかにこんなちからがあったのか、と静かに、密かに行われていた彼の仕事ぶりに毎回の様に感動をさせられます。レンズを囲う3つの絞り値を、光の量に合わせて、乏しい想像力を駆使して、適切と思われるところにあわせ、おのれと心許ない相棒を信じてシャッターを切る、孤独な作業。

いつか経験が自信となって、最高の一枚が撮れるようになりたい、いまや完全に信頼できる相棒に、ケッ!ダメだなこいつ!って見捨てられないように。

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そもそもフィルムカメラに興味を持つようになったのは、高知県立美術館で観た、冒険家石川直樹の写真からでした。作品をなんとなくインスタグラムに動画で収めたり(撮影OKだったの)、大量の蔵書や、冒険道具たちをわくわくして眺めていたのだけれど、そこにあった外国製品の黄色い箱したフィルムの箱になぜだか強く惹かれてしまって、のちにiPhoneからそれを収めた写真を消してしまったことはすごく後悔した。滞在できるのは少しの時間だけだったけど、惹きつけられるものがすごく大きくて、こりゃいかん!と、一冊本を買って帰りました。

彼が写真を撮るのは、驚きを収めるため、デジタルカメラを使わないのは、旅の利便性から。構図とか、上手にとかはあまり考えずに、衝動で驚いたままにシャッターを切る。あとで撮ったものを見返していてこんなものも撮っていたのかと思うこともしばしばだとか。だから、彼の写真集を眺めていると、ただその土地の花とかを写している何気ないものが多くて、あぁなんか、いいなぁと。

自意識的に切り取った風景なんてほんとうにしょうもなくて、自分でもインスタグラムにあげる写真を必死で加工しているのは、まぁみっともない根性だなぁと思うときもあって、だから、ただ、それに向かって押す。

目標はこれからもずっとそう、心持ちを正すのカメラで、ある意味修行ですね。

自然がそのままで持つ凄さに驚いて、素直に、という。

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…といいながら、iPhoneで加工した写真でですが 笑 、何気ない母ちゃんの塩握りがうまくてな。自家栽培の米やで。うまいのこれが。

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柚の酢が効いた田舎寿司のほんとうにうまいこと。柚子と塩と、塩梅絶妙の味。

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自分たちで獲って来たっていう若い猪も絶品。自給自足の手料理たちです。

馬路の郷土の味。ほんとうにおいしい。

 

毎年ここに来るのは、この母ちゃんの味を食べたいから。(と、最高の湯の温泉!)

高知で一番雨降ってるところで、この災害の多くて危ないって時期にこんな大の大人たちがこぞって不思議な行動を 笑 それはもうこの馬路村に惹かれちゃってるからさ。

いつでも、また行きたい。