いわゆる三十路もの。
・・・二十代では味わえなかった人生の旨みを知る年頃になれたということでしょうか。
THIS IS US/ディス・イズ・アス 36歳、これから DVDコレクターズBOX
- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2018/02/21
- メディア: DVD
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映画批評家がラジオ番組でオヌヌメしているのを聴いてから気になっていたアメリカドラマをただいまアマゾンプライムで鑑賞中。
24とヒーローズで死ぬほどしんどい目にあったトラウマから、海外ドラマ離れも甚だしかったけれど、久しぶりに気が向いてちょろちょろ観るように。
こちらはヒューマンドラマものだから、ジャックのクソキム(バカ娘)みたいなトラブルメーカが無駄に居る心配がなくて、ほっとして観られます。
「36歳」という年齢を生きる登場人物たちの人生。
現在36歳の双子主人公と、その親が「36歳だったとき」が物語のなかで交差する。
過去と現在が交差してゆくなかで、みんな同じ苦悩を抱えて生きていたんだということがみえてくる、題名の「これはわたしたち」が意味するところを、ある意味ドラマ全体のテーマを、双子の兄ちゃんが姪っ子たち(血は繋がらないんだけど)に語る場面は素晴らしい。
父ちゃんが、子供だったときと36歳のときと、自分が36歳のいまと、ってみーんなの人生が横並びで語られる、そうして時代が変わっても変わらないものを教えてくれる、ほんとうに素晴らしいドラマです。
これを観てると、あの数年後に36歳を迎えることとなる身にとってしてみれば、なにが将来起こるのだろうかと、残り数年が楽しみに思えるような、不安になるような、などともやもやしていたら、偶然手に取るものがその手のものばかりということに気づく。
確かこれも偶然にも36歳がテーマの話だった。
大学生時代に友人たちから受けたトラウマを解消していくという物語。
意味が分からないと思い込んでいたこの作家のものが今頃になってだいぶ理解ができるようになって、これ今までで一番良かったかも!と思って、これは今後も数回は確実に読み返すことになる小説だろうなと珍しく感じた一冊。
この人の書くものはある意味カウンセリングの力があるかもしれないな。
物語の解決を意味のあるものと思って読む読み方じゃ、理解はできなかったと思う。
この人は人生に起きるどうにもならないもの、いわゆる不条理とかをぽんと書いてく人だと思うので(んで結構それをそのままにして置いてく人。でもそれって私たち日常的にみんなが経験していることだから)、そしてそれが、いいなぁと思える歳に、わたしもなったということか、大人になったなぁ、と自画自賛。
・・・恐るべし36歳。あと4年後にわたしも何かしらの帰路に立つことになるのかしらと戦々恐々と過ごしていたら、最もいま恐ろしい作品に出逢ってしまったではないか。
※即効でネタバレします。
三人目の子を流産で亡くした痛みの癒えない主人公は、夫とともに訪ねた孤児院で、一目で二人が気に入った女の子「エスター」を新しい家族として迎えいれることに。
絵がうまく賢い一面もみせるエスターだが、徐々に表れる彼女の本性に主人公一家は翻弄される。
実はこどもではなく、途中で成長の止まった、33歳の女だった。ズゴー 笑
そんな女が起こす奇行の顛末映画、・・・って書くとコメディー映画なのにそうならないのは、エスタさんがうまいこと精神異常者だからです。
ホルモンの異常で身体の成長が小学生のままで止まってしまい、成長の過程で女として得られなかったその屈辱を晴らすに生きる姿を描いたヒューマン・・・いや、ホラー映画。
最後の方は、主人公の子役がほんとうに33歳の女にみえてたから、ほんとうに凄い・・・。物語中時折見せる顔が三十路女にしかみえないときもあるから、あれ?これ映像合成でもしてんのかなぁって思ってた(ネタバレしてみてたので)マジこんな女いるっ・・・ってぞっとした。
エスタさん精神異常者として化物として描いてたからいいけど、これもっともっと磨きかけたら、すっごくおもしろいキャラクターになれるに違いない!と違う方向で面白がってるのはわたしだけでしょうか?笑
一番怖いのは女なのかも・・・。
33は一年後・・・
なにかほかにもオススメの三十路もの映画&ドラマがあれば教えてください 笑
雨降る村で
この写真は、さあ!帰ろう!というときになって初めて晴れた瞬間を撮ったときのもので、それまではひっきりなしに雨が降り続けていました。
高知県で最も雨量が多いと言われている柳瀬、馬路村という場所へ、こんな記録的大雨の日にわざわざバーベキューをしに行くというのです、この日は何もせずにTUTAYAで大量に借りた旧作レンタルを観て過ごしましたよ、外でりゃ上からずぶ濡れでしたもん!という学生アルバイトに向かって、けしからん、若人よ、我々はその時、カッパを着こんで雨に濡れないようテントを設営してバーベキューに勤しんでいたというのに、軟弱者め!と罵ったのはいうまでもなく。
昔から仲の良い常連さん達との恒例行事、馬路村のログハウスを借りて、バーベキューをしよう!の会。ほぼ全員愛犬家なので、うちも2匹を連れての参加でした。
昨年は人生で初めての鮎釣りが体験できるなど、馬路村のきれいな川を満喫できましたが、今年はそんなことしたら太平洋まで物のように流されてしまいそうなほど、轟音たてて増水していたので、それもままならず。
最近手に入れたフィルムカメラolympus pen Sちゃんの練習に勤しみました。
最近はフィルムカメラに惹かれています。まだまだ未熟。初めて手にした完全なるマニュアルカメラに戸惑いながらも、容赦ない感じが妙に嬉しい。まるで見た目はただの置物かおもちゃのようで、どこか頼りなく思える、フィルムを入れてもまだ半信半疑に頼りない小さなシャッター音を聞きながらずっと心許ない。けれど出来上がりを見てみると、あいつのなかにこんなちからがあったのか、と静かに、密かに行われていた彼の仕事ぶりに毎回の様に感動をさせられます。レンズを囲う3つの絞り値を、光の量に合わせて、乏しい想像力を駆使して、適切と思われるところにあわせ、おのれと心許ない相棒を信じてシャッターを切る、孤独な作業。
いつか経験が自信となって、最高の一枚が撮れるようになりたい、いまや完全に信頼できる相棒に、ケッ!ダメだなこいつ!って見捨てられないように。
そもそもフィルムカメラに興味を持つようになったのは、高知県立美術館で観た、冒険家石川直樹の写真からでした。作品をなんとなくインスタグラムに動画で収めたり(撮影OKだったの)、大量の蔵書や、冒険道具たちをわくわくして眺めていたのだけれど、そこにあった外国製品の黄色い箱したフィルムの箱になぜだか強く惹かれてしまって、のちにiPhoneからそれを収めた写真を消してしまったことはすごく後悔した。滞在できるのは少しの時間だけだったけど、惹きつけられるものがすごく大きくて、こりゃいかん!と、一冊本を買って帰りました。
彼が写真を撮るのは、驚きを収めるため、デジタルカメラを使わないのは、旅の利便性から。構図とか、上手にとかはあまり考えずに、衝動で驚いたままにシャッターを切る。あとで撮ったものを見返していてこんなものも撮っていたのかと思うこともしばしばだとか。だから、彼の写真集を眺めていると、ただその土地の花とかを写している何気ないものが多くて、あぁなんか、いいなぁと。
自意識的に切り取った風景なんてほんとうにしょうもなくて、自分でもインスタグラムにあげる写真を必死で加工しているのは、まぁみっともない根性だなぁと思うときもあって、だから、ただ、それに向かって押す。
目標はこれからもずっとそう、心持ちを正すのカメラで、ある意味修行ですね。
自然がそのままで持つ凄さに驚いて、素直に、という。
…といいながら、iPhoneで加工した写真でですが 笑 、何気ない母ちゃんの塩握りがうまくてな。自家栽培の米やで。うまいのこれが。
柚の酢が効いた田舎寿司のほんとうにうまいこと。柚子と塩と、塩梅絶妙の味。
自分たちで獲って来たっていう若い猪も絶品。自給自足の手料理たちです。
馬路の郷土の味。ほんとうにおいしい。
毎年ここに来るのは、この母ちゃんの味を食べたいから。(と、最高の湯の温泉!)
高知で一番雨降ってるところで、この災害の多くて危ないって時期にこんな大の大人たちがこぞって不思議な行動を 笑 それはもうこの馬路村に惹かれちゃってるからさ。
いつでも、また行きたい。
需要と供給。
須崎の魚屋さんから10本強買った日に払ってる金額が軽く一万を越えててひっくり返った。
むかしは捨ててるような魚だった、笑ってればくれるような魚だった、100円もしなかった。
土佐の夏の終わりに食べられるソウダガツオの新子、お客様からさまざまに聞いた昔語りが嘘のような事態に。
本日売値が1300円をとうとう超えてしまいまして、メニューを書きながらわたくしもあちゃーという思い。
こんな値段で食べるものでもなかったにねぇ~とニヤ笑いをおきゃくさんもしつつも、でもそれでもみんな好きだから、食べるのはやめません、美味い!といいながら、一匹でも二匹でも!
今日も、こんな値段になっても相変わらず買い続けてるのはうちだけだと魚屋さん、バカですねぇ、英屋さんちも・・・(笑) いや、お客さんも!(とばっちり)
昨日は須崎流の食べ方を見せてもらいました!
だいたい一対一の割合で、ぶしゅかんと醤油をかけて、しばしつばけます。
白~いものが浮き始める頃合が食べごろ!
そしてそののこり汁をご飯に混ぜて食べるのです。コレ最強!!まじやってみるべき。
…いや、みんな知ってるか 笑
地元の湘南へ里帰りをするというアルバイトくんに神奈川っぽいハイソでお洒落なお土産をねだったら、真顔で「鳩サブレっスか?」って返されたから、バーカって真顔で言い返した。これだから身体を動かすことしか脳のない美的感覚ゼロの体育会系はっ。違う!もっと湘南っぽいものがあるだらうー!違うー!タコ丸々一匹プレスしたせんべいとか興味ないわーー!!っと、散々ごねまくって、数日後に手元にきたものがコレ。よしよし、さすが母ちゃんに聞いただけあって見事要望に(そんな難しくないはずやろ・・・)答えてくださってる。
[わたしが決める美味しい手土産ランキング]
一位 赤福
二位 博多通りもん
new! 三位 湘南チーズパイ
:
最下位 アメリカのお菓子全部 (ハワイも含む)
決定しました。これほんとうに美味しい!
サクサクのチーズパイに粉糖がこれでもかとコーティングされており、香ばしさと甘すぎなさと食感とのバランス感覚が見事な職人技で、一本かじると次から次へと手が止まらなくなります。
これおねだりする価値ありでする!
鳩サブレーなんか見た目で味判断できるからいいよ!これにして!て!
最近は盆&夏祭り&夏休みからの~メジカ祭りな営業の日々を過ごしております、それに加えて秋刀魚さんもすごく今年は良いものだから、売り物が豊富で仕方がない!
そんな期間を助けてくれてるのは、春から増えたアルバイトくんたちのおかげです。
それとみんなが大好きJDのSおりちゃんとね。(ほんまおっさんらJD好きよね・・・最近この子が居なかったのは学業に専念していたからで、別にわたしがわたしの祭の終わりに歯止めをかけていたわけじゃないからね!…最近ちょくちょくまた復帰してくれてますぞ)
しかしそのアルバイトたち男組が揃うとなるとお育ちの良い、比較的お育ちの良い方だと思っていたわたくしも、みんなをおまいら!テメェ!呼ばわりするなどして、男兄弟を抱える姉貴とかになっている気分、そう、どんな女も口が悪くなるアレ。
思えば、一人っ子で兄弟もおらず、近しい親戚も女ばかり、静かなものでしたので、こう、首を比較的本気で閉めたりとかしたことなかったし、全員揃ってまかないを食べさせてる風景とかはさながらジブリアニメ「天空の城ラピュタ」のワンシーンのようで、あぁ、宮崎駿監督はこのような日常のシーンをあそこまでデフォルメしてコミカルに表現して見せたんだ、やはり天才だなぁ、とゆうようなことまで思った次第です。
そんな感じで英屋史上なかった男所帯の和気あいあい感で過ごしている最近です。
このこととJDが消えたことに対して、「お客さまファーストでやれー!」というお客さまからのクレームも一部ございましたが、今は私が楽しければいいと思っていますので、そのご要望にお応えすることは、致しかねますねっ!!!
最近ブログ触ってなかったから、近況からはじめるべきかなぁと思ってきょうはこんな感じで。
もちっとちゃんと更新したいけど、いかんせんインスタとストーリーズが楽なもので・・・笑