寺岡呼人ソロライブin-Xpt.と、愉快なおじさんたち。
三度目の寺岡呼人ソロライブでした。
昨年11月の打ち上げの席で昨日4月8日のライブの日にちを決定してしまったという、寺岡さんとシンガーソングライター浜端ヨウヘイさんの意気投合ぶりが伺えるこの高知ライブ、in X-pt.
ふたりで作った新曲の披露があったり、相変わらず場内爆笑の連続、楽しすぎるひとときでありました。
わたしとしては、思い入れのある大好きな「夜曲」という曲を、前回に引き続き今回も、しかも!今回はバンド編成verで、さらに!!まるで山崎まさよしのような、力強くて人のこころを揺さぶる歌唱力のある浜端ヨウヘイさんの歌声で聴けたのがもう、感無量でありました。。。
昇天しました、前回もそうでしたが、今回もしました。
長い長い旅の果てに 僕はこの岸辺にやって来た
どこに向かい流れてるの 目の前の河よ
向かう場所も見失って なのに何故ぼくは生きてるの
問いかけてもこの景色は なにも答えない
・・・
寺岡さんご本人にこの曲が大好きで、とお伝えしたことがございました、浜端氏自身も高知大生時代にこの「夜曲」と縁があった。
生まれも育ちもこの場所なので、河の景色とともにもうずっと生きてるようなものなので、なんだか引き込まれるんだよなぁ・・・。
あぁ、あのときは頭がいっぱいで、返事なんてもはやうろ覚えなんだけども、きっと「キミのリクエストになら、いくらでも僕は答えるつもりだよ♥」と応えてくださっていたのに違いない。(狂気!)
この日は1人でしっぽり寺岡ワールドに浸ってやろうと思っていたら、隣に愉快なおじさんMがいたので、だいたいこの日の流れはここで決定してしまった、まずもってこれを購入しようなどとは思ってもいなかったからな、人生の初めて得たペンライトなのですっごくテンションが上がっちゃって、本来は終盤の「ゴレンジャー」の曲目で出すという暗黙のルールをすっかり忘れていた。
最初っから振り回していたのはわたしと、もうひとり、嬉しかったんだろうねー光るからー、小さな僕くんだけでしたねー。
いや、誘導灯だよ、交通整理をしていたんだ、おかげでドリンクバーへの人の流れはスムーズだったじゃないかっ。
愉快なおじさんM氏はお町のお店さんに顔が広い人。
ここぞとばかりにわたくしも、お店開拓にM氏におながいするのです。
ライブの打ち上げは念願の「ダレヤスケケムリ」さんにて!
タラの芽天、ヨモギと新玉ねぎ天、ヨモギのかほりと新たまねぎの相性が良い!、ホタテの酒蒸し。どれも絶品!
つぶ貝と菜の花にわさびが効いた和物、絶品!はじくのが好き!
某こんじる氏のブログなどでいつも見ていたので、ずっと行きたかったの!(あの人記憶ないのに来てるよね(笑))
念願叶いました!また行きます!
わたしの呼人がわたしのためにあの歌を歌ってくれたんだということを熱弁し、そして、「愛しあってるかい」の歌で私だけを見つめて歌っていた、これはもう抱かれたも同等と、M氏と彼女のU子りんふたりの賛同を無理矢理にも得て、すっかり承認欲求もお腹も満たしたところで、
次行くぞ次ー!
次のお店が早々に閉めておられたので、こちらも念願叶った「shelter」へゆきました。
気がついたら、手に、ずっしりと重い竹の子をわたし抱えていてな。
家に帰って、「明日よろぴく!」って大将にゆってリビングテーブルにドカンと置いたの酔って忘れてた。
今朝店来て、えらい大鍋で長時間の炊きものをしているなぁ、なんなんだろう??と思っていたら・・・
大将「あんたが昨日持ってきたたけのこぞね!!」
酔って知らずのうちに両手に抱えてたたけのこがあっという間にこんなことになっていましたww
原木しいたけと鳥肉とともに炊いております。
米と合って仕方がなかったです、ほんとうに美味しかった・・・。
そうそう!!
shelterの前にタケさんから「タケのこ取りに来い!」ってラインが来ていたからサリーズバー行ったのに、サリタケ二人ともどっか飲みに行っちゃって居なくて、タケノコだけ抱えてノコノコと歩いていたら、ちょうどいいタイミングでタケさんの車を駐車場に停めてあるの見つけたから、駐車違反風に寺岡呼人ライブのアンケート用紙を、愉快なおじさんM氏が嬉しそうに挟んでたんだった。。。そうそう。
そのことに、
いまラインで送られてきたこの写真で思い出しましたwww
なぜサン〇員くんが書いた風やねんww
律儀にもサンシャ〇ン本部の現住所が書かれていたので、ご本人の許可も得ていないので、モザイクはわたくしの配慮です。
ライブ自体は初のバンド形式で音も素晴らしくて最高だったんだけど・・・その感想が後回しかーい!(笑)また高知でやってくださ~い♪呼人最高~♥
わたしの好きな本
好きな著者ができたら、その人が影響を受けた本を探す旅がはじまる。
著者の言葉に感銘を受けたら、その著者自身が感動し影響を受けたその体験を追いかけてみる。
高校生の頃に友達から教えてもらって大きな影響を受けた本に、ここで再び戻ってくることになろうとは。
二十歳の頃に一度ばなな離れを敢行してから数十年ぶりに読んだ。
あの頃とは全く違う読み取り方ができていることに驚きだった。
というか、あの頃は、なにかものすごいことが書かれていることには違いないが、よく分からない、けどすごく惹きつけられて仕方がない、という感じで読んでいたと思う。
今は、意味もすべてが身体で分かるようになってる。
まさか、あの頃は何となく文章を目で追っていたものが、こんなにもひとつひとつの言葉にいまの自分にとって意味があって、必要があるということに、なんだかまた感動して。
ばなな離れを一度決めて、でも、結局はずっと帰りたかった。
ステロイドの注射を打てば、何もせずに炎症が治まって楽になるので、すぐに皮膚科に飛んでっていたのだけど、その副作用の噂があまりにも恐ろしいので、最近では少々値段の張る手首まで長さがあり、かついい生地なので通気性が半端なく、朝まで外さずに快適に睡眠ができるという魔法のような手袋を購入して以来、かきむしることなく手荒れが治ってきた、という最近最も嬉しかった出来事のような。
つまりは、あまりにも強烈に効く世界感に、影響を受けきってしまっては今はいけない気がする!という直感に従い二十歳でばなな離れを決行、しかし、いまでは、ある程度はじぶんのこともわかるようには多少だがなってはきたので、地に足がついたいまならば、ばななも恐るるべからず!
……じぶんのことはじぶんで面倒をみれるようにある程度はなってきたことって、これ大人じゃん?という喜びのエピソードたちで双方の例えを……ややこしいか!
やっぱり、たくさんの人に読み続けられている本って、存在することの意味があるのだから、通り過ぎずに、事あるごとに栄養にしていくことって大切だなぁ。
今度の再読で最もこころに来たのは、猛勉強の独学の末に料理家の先生の助手として独立したみかげが、同じ助手として働く二人の良家のお嬢様たちの姿を、彼女たちは幸せの域を出ないように親御さんたちに教えられてる、という、もっと感動的にこのところは描かれているんだけども、みかげとの対照的な存在として。
なんかダントツでそこでした。
ふたりは地獄の釜をそれぞれが一人で覗いてる、とか。
こう書くとまったく分からないと思うけど、これ、恋人同士とこれからなりそうな二人の姿を描いてるシーンなんだよ、
それがいい感動の場面なんだよなぁ、小説って、不思議、伝わらない(笑)
ラブという薬
わたしのサンクチュアリ金高堂をいつものようにぶらついていたら、平積みされていたこの本の表紙が何気なく目についた。(じき聖地は7月にopenするすぐ側の図書館にも移ることだろう。カフェと図書が併設されるだなんて、天国は死なずともこの世にあった)
精神科の先生が携わるものとしては、この本のもつイメージはあまりにもポップで可愛い。
精神科の先生とお話する、という言葉の響きに、ぎくりとする。
どんなに重い話が綴られているんだろうと身構えてページをめくるけど、めくるたびに、自分のそんな概念が覆されてゆく。
もっと生活に身近に、ラフにカウンセリングというものと考えてもいいんだよと2人は会話を通して語りかけてくれる。
人は生活のなかで、自分勝手に思考の糸を絡ませ、窮屈に解けなくしてしまう。
二度と戻すことはできないと思い込んでるその糸は、ちゃんと解いてゆくことができる。
会話をすることによって。
「曖昧さや不安定さに向き合う仕事を愛す」。
星野概念先生のそのモットーが、いまはもっともこころに響く言葉なのだ。
この本の何に惹かれるのかって、先生たちの語り口がきっと文系だから。
大多数の政治や社会を救おうとする言葉よりも、そこからこぼれ落ちる少数の人たちへ向けられた言葉の方がいい。
それが文学の力。
学校の教室で、落ち着きがないこどもに与えられる病名がある、けれどそれも、もし江戸の時代であれば、ちょっと変わり者の天才だと言われる人間であったことも、現代では学校という制度があるからそんな病名を付けられてしまう、けれど、だからといって学校制度をやめろというわけにもいかない、そんな時代だからこそ、いま必要なもの。
そういえば日常的にわたしたちは生活のうちにプロのお仕事にたくさん助けられてる、お腹がすいたときに行く外食のお店さんも、髪型だってプロにすべて丸投げ、お化粧だって大丸にいるプロのお姉さんにご指南いただいてる、じぶんのものでも美容のことはすべて人任せ。
じぶんのことなのになぜか何にもできないじぶんのこころのことだって、楽になる仕方をプロに教わるほうがいいのかもしれないと自然に思えるようになった。じぶんの身体のことなのにどうにもできないから治療をしにいく整体みたいに。
この本に惹かれる理由その2。
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